夜だ
ただの、夜。
朝の前の時間。今日という日付の終わり。延々と繰り返すひとこま。ただそれだけ。
母は、夜眠れないで起きているわたしに、「夜は寝なきゃダメ!」と言ってくるキチガイだったが、
あの母のおかげで、夜はおかしがたく神聖でおそるべきもののように、感じられたのかもしれない。
あの家には神話があった。夜の神と太陽の神がいた。弟が無垢な神話の破壊神、父が空虚な権威、妹は善良なお姫様、母はかわいそうな英雄、私は、悪いモンスターだった。
もう人間にはもどれない。
ひとりの暮らしには、物語がない。朝も昼も夜も、春も夏も秋も冬も、ただ空虚に過ぎて行くだけ。
実家に帰れば、生きてる実感が、物語が、戻ってくるのだろうか。
ああ、引越しと辞職をする元気がほしい。
このままでは死んでしまうよ。
でも、おとなになるってそういうことなのか。
おばけがこわくなくなる。
繰り返す日々に慣れ磨耗する。
もうどうしようもないのかな。
それでもやっぱり、家族がいれば、暮らしの情緒が生まれるのかもしれない。朝の神と夜の神がまたあらわれるのかもしれない。
時間が、ゆっくり流れるかもしれない。
でも父親を殺すのを我慢するのが辛い。
わたしにできることはない。
ただ明日からの5日間を耐え、休んだら、また次の週を、耐え、
死にたい、。
なつかしい あのころに もどりたい
ほかの人になりたい、普通の人になりたい、普通の人生が欲しい。
わたしにできることは、なにもない。
休日に外に出たりすると、やっぱり、つらくなる。
この世界にはいろんなものがきらきら輝いているけど、
わたしにはもう何も無い。未来が無い。可能性が無い。
妖怪に人間の世界はまぶしすぎる。
死者に生者の世界はまぶしすぎる。
いろんな、セラピーとかに頼ってみたりもしたけど全部無駄だった。
セラピストって、ロボット人間だから。定型文を繰り返すだけのプログラムで、生きた人間じゃないってわかったから。
あのセラピーでよくなる「患者」ってのも、ロボット人間なんだと思う。プログラムどおりに病んで、プログラムとおりに回復できる、
ロボット人間。
私は仲間はずれ。
どこにも希望も居場所もないってわかりました。
ただの、夜。
朝の前の時間。今日という日付の終わり。延々と繰り返すひとこま。ただそれだけ。
母は、夜眠れないで起きているわたしに、「夜は寝なきゃダメ!」と言ってくるキチガイだったが、
あの母のおかげで、夜はおかしがたく神聖でおそるべきもののように、感じられたのかもしれない。
あの家には神話があった。夜の神と太陽の神がいた。弟が無垢な神話の破壊神、父が空虚な権威、妹は善良なお姫様、母はかわいそうな英雄、私は、悪いモンスターだった。
もう人間にはもどれない。
ひとりの暮らしには、物語がない。朝も昼も夜も、春も夏も秋も冬も、ただ空虚に過ぎて行くだけ。
実家に帰れば、生きてる実感が、物語が、戻ってくるのだろうか。
ああ、引越しと辞職をする元気がほしい。
このままでは死んでしまうよ。
でも、おとなになるってそういうことなのか。
おばけがこわくなくなる。
繰り返す日々に慣れ磨耗する。
もうどうしようもないのかな。
それでもやっぱり、家族がいれば、暮らしの情緒が生まれるのかもしれない。朝の神と夜の神がまたあらわれるのかもしれない。
時間が、ゆっくり流れるかもしれない。
でも父親を殺すのを我慢するのが辛い。
わたしにできることはない。
ただ明日からの5日間を耐え、休んだら、また次の週を、耐え、
死にたい、。
なつかしい あのころに もどりたい
ほかの人になりたい、普通の人になりたい、普通の人生が欲しい。
わたしにできることは、なにもない。
休日に外に出たりすると、やっぱり、つらくなる。
この世界にはいろんなものがきらきら輝いているけど、
わたしにはもう何も無い。未来が無い。可能性が無い。
妖怪に人間の世界はまぶしすぎる。
死者に生者の世界はまぶしすぎる。
いろんな、セラピーとかに頼ってみたりもしたけど全部無駄だった。
セラピストって、ロボット人間だから。定型文を繰り返すだけのプログラムで、生きた人間じゃないってわかったから。
あのセラピーでよくなる「患者」ってのも、ロボット人間なんだと思う。プログラムどおりに病んで、プログラムとおりに回復できる、
ロボット人間。
私は仲間はずれ。
どこにも希望も居場所もないってわかりました。
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