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嘆記
毒破棄場
いまさら、円谷幸吉の自殺の経緯を知ったんだよ あの有名な遺書しか知らなかったんだが経緯を知るとますます美しい名文だ

七人きょうだいの末っ子 末っ子らしく明るく愛される性格 東北人らしい勤勉さ実直さ粘り強さ

高校で記録を出し自衛官になってから自衛隊学校に行き?(このへんよくわからない)良いコーチに恵まれオリンピックで銅メダルを取る トラックでイギリスの選手に抜かれて銀を逃すが国内はこの栄誉に沸く(このときの写真・・・ 体格の良い円谷も白人と比べると体格も脚の長さも違うというちょっとへこむような写真よ・・・)

その後結婚の話が出て式や新婚旅行や指輪の準備まで整ったのに、自衛隊学校に新しく就任した校長は理解のあった前校長と違い規律に厳しく、次のオリンピックがあるのに結婚などまかりならんと強く反対され結局破談(今の時代だったらけしからんパワハラにもほどがある人権侵害・・・ 自衛隊という組織は今でもこういうとこが色濃いんだろうが・・・) 結婚を許すようにと校長に強く掛け合っていたコーチはそれで疎んじられ左遷されてしまう

幹部候補生学校に入ったためトレーニングの時間が取れなかった遅れを取り戻そうとオーバーワークを重ねてしまいもともと悪かった腰がさらに悪化 アキレス腱も痛め手術をしたが術後回復が進まず前のような走りはもうできなくなる

メキシコ五輪が開催される年の1月9日 自衛隊校宿舎の自室で頚動脈を切って死ぬ 遺書を残し 銅メダルを首にかけて



こんな感じ 細かいとこは間違ってるかも


残酷で 美しい物語だ

人生のはかなさ 幸福のはかなさ 日本という国の残酷さ 高度成長期という時代・・・ それもオリンピック景気・・・


反対されても結婚すればよかったんだ 世の中ゴリ押しが勝つんだぞ でかい声を出すだけで偉い人だろうが誰だろうが黙るんだぞ 自衛隊なんかやめればよかったんだ マラソン選手じゃなくなったって、あなたの数え切れない美点がなくなるわけじゃない どこでだって、どんな仕事をしていても、あなたは幸せになれたはず たったひとりの愛するひとも、周りにいるみんなのことだって、生まれてきたかもしれない子どものことも、幸せにできたはず 周りの期待なんか捨てちゃえばよかったんだ とりあえず謝っとけばだいたい許してもらえるんだから

そう言うことは簡単だ(そしてそういう時代でもなかったのかもしれない・・・)

結婚が破談になり 二人三脚でやってきたコーチともわかれ(それも自分をかばったために) もうメキシコで金メダルを取ることしか彼には残されてなかったんだ 国民の期待などというあまりに重過ぎる責任を一人で背負わされてしまったんだ・・・ なのにそのための無理がたたって怪我して・・・ 走れなくなって・・・ 日本の自衛隊組織、それもその学校というあまりに狭く強固な檻に閉じ込められたまま、彼は1度栄冠を手にしてしまった その順風が逆風に変わったのだ 

そら死ぬしかなくなる

27才で・・・

推測でしかない 皆に愛され、格別の才能に恵まれ、あのような美しすぎる遺書を残す人の内面など、ゲスでクズの私にわかるはずないけど

なんだか自ら望んでエヴァに乗るシンジ君の末路のようだ 望んでなくても同じ 重すぎる責任を一人で背負い成功してしまったばかりにそこにしか自分の価値を見出せななくなるということ



ひとりだけ美味しうございましたと書かれてないまさおにいさんよ・・・

兄姉上様ってかくんだな でも男きょうだいばっかりみたい 勝美さんもお兄さんかな? いや兄姉上様ということは姉もいるんだ いや違うぞ これは兄姉の家庭で夫婦のうち女性のほうだけ省略するという形式なのかたぶんそうだな 兄、姉上様か

きょうだいが多いと・・・ かわいがられてるとはいっても下の子への親の関心は薄いだろう・・・ 私の父もそうだ そして結婚の破談・・・


仲間が東京五輪前年の海外遠征で円谷がダイヤモンドの指輪を買う姿を見たという・・・

これが一番悲しすぎて・・・・・・・・・・・・・ 希望と幸せいっぱいで 相手の笑顔を思って買ったんだよ・・・・・ 海外遠征のさなかに・・・・・(知らんけど・・・)


男性にとって女性の愛につつまれるというのは大事なことなのかもしれない 「女は男を限りない愛で包み込み抱擁する存在」みたいなのは大嫌いなんだが

私にも母の愛を得られないことは人格の致命傷になるほど苦しかったし今もつらいしきっと一生つらいけど

私は男も女も誰も愛さないし誰からも愛されないよ

祖母も母を亡くし継母にいじめられた 私の母もその祖母に愛されずいじめられた わたしもその母親にいじめられた



わたしが生まれる前の立派な他人様の自殺をこのようにエンターテイメントとして消費する自分のあさましさよ

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